赤ちゃんの生後三、四ヶ月健診って何をするの?

赤ちゃんの3,4ヶ月検診って何をするの?

生後一ヶ月検診が終わり、ようやく育児に慣れてきたところでやってくる赤ちゃんの3,4ヶ月健診(四ヶ月児健診)。
赤ちゃんの成長の度合いはもちろん、発達に問題が無いかのチェックもはじまります。

3,4ヶ月健診で初めて自治体の検診が行われるという地域も多いのではないでしょうか。
これから地域の子育て関係には色々お世話になっていくと思いますので、いよいよここから地域へデビューです。

3,4ヶ月検診で調べること&聞かれることから、必要な持ち物までまとめてみましたので、ぜひお出かけ前に頭に入れておいてください。
事前に何があるかわかっていると、ちょっと余裕をもって検診を受けられます。

3,4ヶ月健診にいく場所は?

地域で集団検診が行われる場合は、保健センターなどの施設。
個別に小児科で検診を受ける地方もあります。

集団検診の場合は、4ヶ月になるころに案内と受診票が送られてきます。
個別の場合も自治体から案内があることが多いと思いますが、ない場合はお近くの保健センターなどにお問い合わせください。

個別に受診する場合は、出産した病院に小児科がある場合はそこでもいいですし、近所の小児科でももちろん大丈夫です。
予防接種などでかかりつけにしている小児科があれば、そこにお願いするのも安心ですね。

集団健診受診のコツ

初めての集団健診という方も多いと思いますので、ちょっとしたコツを。

受付開始15分前を目指して行く

子どもの多い自治体の場合は、とにかく早めに行くべし。
受け付け開始より15分程度前には着いているようにしたいところです。

途中で電車が止まったり、道路が渋滞したりなどのトラブルがあっても遅刻しないで済むことが一つ。

ちょっとしたトラブルなら15分早めに行動していれば、焦らずに済むことがもう一つ。
赤ちゃん連れのお出かけは、「出かける直前にうんち漏れ!」とか、「ギャンギャン泣いてベビーカーに乗ってくれない!」とか、とにかくトラブルがつきものなのです。

そして、快調に15分前についたら、早めの順番がとれるので健診自体がスムーズに進むことが最大の理由です。

受付順に健診を受けることになる場合が多いので、早めに行けばサクサク進めてもらえて、全体にかかる時間が短くて済みます。
受け付け開始直後ぐらいが一番混んでいるので、人が沢山いて少しずつ色んなところで順番待ちが重なり、最終的には一時間くらいの差になってしまうことも。

開始前に行けないのなら、むしろ受付終了直前くらいにいった方が人が少なくなっていて、かかる時間は少なくて済みます。
この辺は自治体によってもかなり差があるので、可能であれば地元のちょっと先輩ママさんに聞けると安心ですね。

都内や神奈川など、赤ちゃんが多い地方は、「どこが少子化なのー!?」というくらい、大勢の赤ちゃんが集まります。
長時間待つのは赤ちゃんにとっても、ママにとってもかなりのストレスです。
なるべくサクッと済ませたいところです。

ママ1人でも大丈夫?

パパが休みがとれない!と心配な方もいると思いますが、ほとんどのママが一人で赤ちゃんを連れてきていますので大丈夫。

一人目の時、腱鞘炎でひーこら言いながら一人で行ったら(カルテに「腱鞘炎」と書かれた……)、スタッフさんがずっと荷物を持って手伝ってくれました。
荷物が多くて赤ちゃんを抱っこして大変な場合も、手伝ってくれる方がいるので、大抵大丈夫だと思います。

ベビーカーは持ち込めない場合が多いので(ベビーカー置き場はあるので、会場までベビーカーで行くのは全く問題なしです)、基本抱っこです。
抱っこヒモを持っていれば、持参すると待ち時間などにちょっとだけ楽が出来ます。
(健診がスタートすると、「はい、脱いで!」「移動して!」「はい、着て!」というめまぐるしさなので、基本的にずっと素抱っこです)

3,4ヶ月健診の持ち物

基本的には一ヶ月健診と同じですが、少しずつおもちゃでも遊ぶようになってきた子も多いと思いますので、ちょっとした時間つぶしグッズも持っていくとナイスです。

まずは通常のおでかけグッズ
・おむつ&おしりふき
・着替え
・授乳ケープorミルクセット
・ハンドタオル
・ガーゼ
・抱っこヒモorベビーカー

さらに、健診に必要な
・母子手帳(3,4ヶ月のページに記入しておきましょう)
・健診の受診票、アンケートなど(自治体から送られてきた物)
・赤ちゃんの診察券(病院で受診の場合)
・赤ちゃんの保険証
・乳幼児医療証
※健診で問題があった場合、紹介状を書いてもらうことになるので、保険証と医療証は忘れずに持っていきましょう。

さらに暇つぶしグッズとして
・赤ちゃんの気に入っているおもちゃ
・絵本
など、持っていってあげると待ち時間も楽しく過ごせます。

一ヶ月健診のときと同様に、ここまで育ててきて気になっていること、困っていることなどがあれば、アンケートがあれば記載したり、メモにして持っていきましょう。
沢山の赤ちゃんがいて、流れ作業的になる場合が多いので、助産師さんとの面談や小児科医の診察のときなどに忘れずにメモをみて相談しておきましょう。

3,4ヶ月健診でやること

自治体や病院によって内容は異なると思いますが、うちの子どもたちが受診した際の内容を参考までに。

助産師さんの面談

出産後初めての自治体からの聞き取りになるので、出産前後のトラブルの有無(切迫早産だったとか、出産後出血がおおくて…とか)を聞かれます。
その他、育児環境についての聞き取りも。
誰が主に育児をしているか、協力してくれる人、相談できる人はいるかなど。
(この辺は、虐待予備軍を調べるためなのだと思います)

赤ちゃんのこととしては、母乳orミルクor混合?
1日何回くらい飲むか、夜中の授乳はどれくらいか。
何時頃に寝て、何時頃起きるか。
あやしたときに笑うかどうか。。
母乳やミルク以外のものを飲んでいるか(飲んでいなくて大丈夫です)

その他、ママの体調や疲れ度合いなども聞いてくれるので、しんどいことが少しでもあれば、ぜひ話しておきましょう。
その場では解決しないかもしれませんが、相談できる場所を教えてくれることもありますし、話せるだけでもだいぶ楽になります。
案外、育児中のママを助けてくれる制度はいっぱいあるので、それを知るきっかけにもなります。
「こんなこと、話してもどうにもならないし、ダメ母って思われちゃう……」
なんて、心配する必要はありません。
どんどん助けを求めましょう。
そのために税金を払ってるんですよ~!

心配なことはほんの些細なことでも相談してください。
私なんて「最近、泣かせっぱなしにしてることが多くて、ほっとくと一人であきらめて寝ちゃってるんですけど、大丈夫ですかねぇ」とか話しましたから(笑)

で、その後は赤ちゃんの発達具合チェック。
目の前におもちゃを見せて、上下左右目で追うか。(目のチェック)
ちゃんと追いかけてくれればokです。

さらに鈴などを鳴らして、それに注目するか。
背後から鈴を鳴らして振り向くか。(耳のチェック)

もちろん気が乗らないと反応してくれないので、出来ない=問題有りとなることはありません。
家でもちょっと練習してみるといいかもしれません。
当日知らない場所に行って赤ちゃんが緊張してしまっても、家で出来ていればそれを伝えることも出来ますので。

身体測定

身長
体重
胸囲
頭囲
の測定を行います。
おむつ一枚にすれば、あとはスタッフさんがてきぱきとやってくれます。
泣いていても大丈夫。
ここでおむつを取り替えることになるの(全裸の場合は一度脱がしますし、おむつ一枚の場合はぬれていないおむつに取り替えてから計測します)で、おむつ一枚はすぐに取り出せるように用意しておきましょう。

ゆるやか~にでも、成長曲線に沿って増加していれば大丈夫。
母子手帳の後ろの方に「成長曲線グラフ」というのがあるので、そこに数値をポチっとしておきましょう。

小児科医の診察

聴診器で胸の音(心音、呼吸音)を確かめます。

両手を繋いで持ち上げる、首の座りのチェックもしてくれると思います。
後ろにがくんとならずに、首がまっすぐついてくれば首座りok
うつぶせにして、顔を持ち上げることが出来るかのチェック。
(成長には個人差があるので、もちろんまだ完全にできなくても大丈夫です)

軽く触って、頭にある「大泉門」の状態のチェックもします。
さらに首の付け根を触って「斜頸」の疑いがないかのチェック。
足をくるっと回して股関節の状態をチェックします(股関節脱臼になっていないかどうか)

お腹を押して、内臓に異常が無いか、立たせて背骨に異常が無いか、足をつっぱるかもチェックしてくれます。

予防接種の進行状況もチェックされますが、受けていなければ「忘れずに受けて下さいね~」くらいで終了だと思います。

講習会

うちの自治体の場合は、健診の待ち時間&健診終了後に講習会を聞くことができました。

保健師さんによる、これからの発達の進み方と、それに伴う事故の注意。
歯科衛生士さんによる、これから生えてくる歯の歯磨き準備の方法。
栄養士さんによる、離乳食の進め方。

どれも短時間だったので、ざっくりとした内容でしたが、それなりに参考になりました。

場合に寄っては…

BCGの集団接種がある自治体もあるかもしれません。
(2012年までは、うちの自治体も3,4ヶ月検診でBCGの集団接種がありました)
BCGがある場合は、他の予防接種との日程を調整しなくてはいけないので、あらかじめ注意しておきましょう。

3,4ヶ月健診の後は…

次は6,7ヶ月健診
うちの自治体の場合は、3,4ヶ月健診で受診票を渡されて、各自かかりつけで受診して下さいというやり方です。

自分で予約を取って、小児科に行くことになります。
忘れずに受診しましょうね。

赤ちゃんの3,4ヶ月検診って何をするの?

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ABOUTこの記事をかいた人

薬剤師で小四&小二の男児と年中の女児、3児の母。 産後うつになりかけた経験と、地域の子育て支援活動のつながりから、ママがラクに楽しく育児できる方法を研究しています。 育児のモットーは「死ななきゃok」。