母乳育児の山をのぼろう・その2

母乳育児の山をのぼろう

低月齢のうちは、とにかく授乳回数が多くてママはへとへと。
さすがにどんなに手を抜くにしても、授乳しないというわけにもいかないので、ここは一つ、なるべく楽に授乳しましょう。

母乳育児の山をのぼろう

欲しがった時に好きなだけ

三時間ごとに授乳といわれるけど、それは基本的にミルクの場合。
母乳でそんな間隔があくのは、赤ちゃんがとても上手に飲んでくれて、ママのおっぱいの出もいいとき限定です。

下手すると、三十分かけてのんで、一時間たたないうちにもう授乳なんてことも。
でも、母乳の場合は、時間の間隔を気にする必要はありません。
欲しがったときに、好きなだけあげて大丈夫。母乳の飲み過ぎで赤ちゃんがメタボになることはないそうです。
(ミルクの場合は、用量と時間をしっかり守らないとメタボになることも…)

とにかく楽な姿勢で授乳

「ママが」ですよ。赤ちゃんは多少アクロバティックな姿勢になっても大丈夫。
肩や腕に力が入らないように、リラックスできる姿勢で授乳しましょう。

痛かったら何度でもくわえなおさせるべし

「かぷっ」っときて、「ちょ、痛たたたた」となった場合には、問答無用で口の脇に指を突っ込んで外させ、くわえなおさせましょう。
容赦はいりません。泣いてもok。
ちゃんとくわえたときには、あまり痛くないはずです。歯を食いしばるような痛みなら、即はずしてください。
赤ちゃんもあまり吸えなくて疲れるだけだし、ママは乳首を痛めてしまうしで、結果的に彼らのためになりません。

赤ちゃんを寝かせる場所にも一工夫

出産直後は、基本ママも横になっているわけで、
立ち上がる>赤ちゃんのところへ行く>抱き上げる>椅子へ行く>授乳
という動作を何度も繰り返すことになります。
……が、この往復が結構産後の身体には堪えます。
ママがベッドなら、ベビーベッドも起き上がるだけで手が届く位置にくっつけるとか、布団ならママの布団のとなりに赤ちゃん布団を敷いてみるとか。ママと赤ちゃんの寝る場所の位置をなるべく近く、なるべく同じ高さにしておくと楽です。

添い寝&添い乳もおすすめ

ただ、母乳育児がまだ慣れていない場合は、添い乳にするとちゃんとしたくわえさせ方がしにくいので、ママのおっぱいを痛めやすいため、要注意です。
また、熟睡したママが押しつぶしてしまう危険性もないとは言えないので、添い寝はくれぐれも気をつけて下さい。
日中横になっているだけなら、添い寝はとてもおすすめです。赤ちゃんもママのぬくもりで安心するのか、とってもよく寝てくれる子が多いです。
また、飲ませ方をマスターした後は、添い乳をマスターすると本当に便利です。
寝かしつけは、コレ一本で一歳過ぎまでいけます。その頃になると、自分で動けるので、夜中に起きて勝手におっぱいをくわえてまた寝てくれることも(笑)

母乳育児の山をのぼろう

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ABOUTこの記事をかいた人

薬剤師で小四&小二の男児と年中の女児、3児の母。 産後うつになりかけた経験と、地域の子育て支援活動のつながりから、ママがラクに楽しく育児できる方法を研究しています。 育児のモットーは「死ななきゃok」。