里帰りなし!夫婦だけで乗り切る出産・産後の心得

里帰りなし!夫婦で乗り切る産前産後

出産と言えば「里帰り」。
してあたりまえ! 
……なんていう恵まれた時代は、遥か昔。

今は里帰りせず、母親に来てもらうこともせずに妊娠出産を乗り切る人もたくさんいます。

実際私も、両親が離婚済みで帰る実家がありませんでした(母は妹とせまいマンションで同居中なので、転がり込むわけにもいかず…)。
さらに、実母はフルタイムで働いていて頼れないという状態。

「里がない……どうしよう……」と不安になるのは当然。
でも大丈夫です。たくさんの人が知恵と事前準備で乗り切ってきました。
(私もなんとかなりました…)

夫婦二人で、赤ちゃんのお世話を一からできるんだ!とポジティブシンキングでがんばりましょうね。

「里帰り」なしで本当にやっていけるの?

ぶっちゃけ、とても大変です。
実家でのんびりしている友達を、うらめしく思うくらいには大変です(笑)

……が、不可能ではありません。
特に初産の場合は、家事とパパの世話を最低限にすることでなんとかなります。

パパの協力は得られれば得られるほど助かります。
が、パパがお仕事で手伝えなくても、企業のサービスはもちろん、自治体やNPOなどよく調べてみると手をさしのべてくれる人がたくさんいます。

里なし出産におけるパパの心得

パパの心得

二人で乗り切るにはパパの協力は絶対に必須です。
(必要であれば、このページをプリントアウトして読ませてください)

いちばん大切なのは、「パパが何をやるか」ではなく、きちんと育児に参加する姿勢を見せてくれるかどうか

仕事が大変なパパ。
忙しくて時間がないのはわかります。
それでも、昼休みにちょっとLINEで「お疲れ様。大丈夫?」と一言送ってくるだけで、ママの精神的ストレスはぐんと削減されるのです。

時間がなければ、赤ちゃんの世話は出来なくてもいいんです。
ただし、ママの心のケアが出来るのは自分だけなんだと、しっかり頭に叩き込んでおいてください。

休日には、ほんの一時間でもいいので、ママを1人で自由にさせてあげてください。
ゆっくりお風呂に入る、温かいうちにご飯をたべる。
それくらいの最低限の生活が、普段のママには出来ていません。

一時間赤ちゃんと離れて、一息つくだけで、ママはまた、ちゃんとママとして頑張れるようになります。

それから、ママの愚痴はちゃんと聞いてあげてください。
別に解決してほしいわけじゃありません。
「そっか、大変だったね。お疲れ様」と同意してくれるだけで、ストレスはぐんと減るのですから。

一番かわいい赤ちゃんの時代。
あとから後悔しても戻ってきません。
ママだけに独り占めされるなんてもったいないですよ~!
自分のできるやり方で、可能な限り赤ちゃんに関わってあげてくださいね。

里なし出産におけるママの心得

里なしママの心得

里なし出産をする上で、ママが一番に頭に叩き込んで置かなければならないもの、それは
「無理だと思ったら、助けを求める」という考え方。

動物だって、群れで子育てするのです。人間だって、昔は近所のおばちゃんとかおばあちゃんが手を貸してくれたもの。
そもそも1人で産んで育てる事自体が、無理なことですよね。
それを頑張ろうとしているのだから、「ちょっと、これはきついな…」という事態は必ず来ます。

里なしママは、スタートの時点で頑張りすぎの状態なので、基本可能な限り手を抜いてやっていくのがポイント。
人並み以上に頑張る必要はありません。

無理だとおもったら、助けを求めてください。
行政、NPOなど、あなたからの電話を待っている人がいます。
誰もあなたを責めたりしません。

出産前の時点で、相談先をキープしておければ安心。
区役所や保健センターなどで、「里帰りしないで出産するので、困ったときに相談できるところを教えてほしい」と伝えれば、相談先を教えてくれるはずです。

一時預かり、家事のサポート、育児相談など、行政がいろいろな体制を整えていますので、ガンガン頼ってください。
子どもが出来た以上、行政のサービスは食らい尽くすくらいの勢いで行きましょう。

地域は限られますが、産後ドゥーラという「おっぱい以外のママの仕事はなんでもしてくれる」サービスもあります。
赤ちゃんの世話はもちろん、ママの食事をつくったり、掃除、上の子の遊び相手まで、なんでもやってくれますのでぜひ頼ってみてください。(一時間3,000円前後)
一般社団法人ドゥーラ協会

里帰りなしで出産するために準備しておくべきこと

とにかく大事なのは「事前準備」と「割り切り」。
まずはコレを頭にたたき込んでおきましょう。

ママが最低限しなくてはならないのは、
自分が食事を食べる
寝る
授乳する
赤ちゃんのお世話をする……以上!

その他の、赤ちゃんのお部屋以外の掃除、赤ちゃんの服以外の洗濯、パパのご飯などは「気が向いたら」でOKです。

パパの教育

一番基本になるのは、パパに戦力になってもらうこと。
出産前から伝えておくべきこと、知ってもらうべきことを、以下のページにまとめています。

里帰りなし!夫婦だけで乗り切る出産・産後の心得・その1「パパの教育」編

生活必需品の購入

どんなに準備を事前にしていても、必要になる食材、消耗品などの買い出し。
休日にパパに頼むのももちろんOKですが、今はネットスーパーに届けてもらったり、当日配達してくれるサービスも色々あって便利なのでご紹介します。

里帰りなし!夫婦だけで乗り切る出産産後の心得「毎日の買い物」編

食事の準備

おそらく里なしで一番たいへんなポイント。
事前に作り置きしておくのもOKですが、おかずの宅配を頼んでしまうのも楽です。

里帰りなし!夫婦だけで乗り切る出産産後の心得「食事の準備」編

里帰りなし!夫婦で乗り切る産前産後

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ABOUTこの記事をかいた人

薬剤師で小四&小二の男児と年中の女児、3児の母。 産後うつになりかけた経験と、地域の子育て支援活動のつながりから、ママがラクに楽しく育児できる方法を研究しています。 育児のモットーは「死ななきゃok」。