赤ちゃんの生後九、十ヶ月健診って何をするの?

6、7ヶ月健診が終わったら、すぐにやってくるのが、生後9、10ヶ月検診。

6,7ヶ月健診とおなじように、9,10ヶ月健診も「自分で予約して好きな病院で受診してきてください」という場合が多いので、受け損ねないように気をつけましょう。


9~10ヶ月健診にいくタイミングは?

基本的には、6、7ヶ月健診と同じように、心配事があれば早めに。
なるべく色々出来るようになってから……という場合は、10ヶ月後半になってからのほうがオススメ。

ただ、この後の1歳健診は完全に任意の健診という自治体が多いので(母子手帳にはページがあるのですけれども…)、一歳児健診に行かない場合は、なるべく遅めのタイミングで受けておいた方が、次の一歳半検診までの期間があまり開かずにすみます。

9~10ヶ月健診にいく場所は?

自治体によって異なりますが、集団検診の場合は、自治体の保健センターなどの会場。
個別検診の場合は、かかりつけの小児科で受診することになります。

私の場合は、3~4ヶ月健診の際に、6~7ヶ月健診と9~10ヶ月健診の無料受診票を配られて、それぞれで小児科に予約して受診してくださいという方式でした。

「9ヶ月になったのに、何の連絡も無い…!?」という場合は、一度3~4ヶ月健診で配られた資料を確認してみて、見当たらなければ、自治体の保健センターなどに問い合わせてください。
(都内の場合は、無料受診票が使えるはずなので、なんらかの形で配られていると思います)

どこの小児科に受診する?

6,7ヶ月健診を受けた小児科があれば、継続してその小児科で受診するとカルテが残っているので、成長度合いもチェックしてもらえてオススメです。

もちろん、転居や里帰りなどでもとの小児科に行きにくい場合には、9,10ヶ月健診だけ別の小児科で受診しても問題ありません。

事前に予約の電話を入れて置くことを忘れずに。

小児科は普通の時間に行くと、感染症などの病気で受診している子と一緒になってしまうので、余計な病気をもらってしまわないとも限りません。

可能であれば、予防接種や検診専門の時間帯や曜日を設定してくれている小児科に、その時間帯を予約して受診するのがおすすめです。
(多くの小児科が実施していると思いますが、事前に電話などで問い合わせておいてください)

特別な時間帯が無い場合には、なるべく人が少ない時間帯(月曜日の午前中、土曜日などは混雑しやすいです)に、待合室で待つ時間が極力少なくなるように気をつけてあげてください。

9~10ヶ月健診、当日の準備は?

基本的に体調が悪いと検診は出来ません。
体調が悪い場合は、連絡して一度キャンセルし、予約を取り直しましょう。

これまでの健診と同様に、ママ一人でも、もちろん問題ありません。
そろそろママと赤ちゃん二人のお出かけも慣れてきた頃でしょうか?

パパがお休みなら、一緒に行ってもらうと荷物を持ってもらうことも出来ますし、赤ちゃんの成長を二人で感じられるのでぜひご一緒に。

9~10ヶ月健診の持ち物

6,7ヶ月健診とほぼ同じですが、赤ちゃんによってはずりばいが始まって、じっと抱っこもされていてくれない子が増えるので、おもちゃなどはぜひ持って行きましょう。

まずは通常のおでかけグッズ
・おむつ&おしりふき
・着替え
・授乳ケープorミルクセット
・ハンドタオル
・ガーゼ
・抱っこヒモorベビーカー(待ち時間が結構あるので、ベビーカーで病院に行く場合も抱っこヒモはあった方が便利だと思います)
・離乳食の時間にかかるようなら、離乳食
・水分補給のマグ

さらに、検診に必要な
・母子手帳(9,10ヶ月のページに記入しておきましょう)
・検診の受診票、アンケートなど(自治体から送られてきた物)
・赤ちゃんの診察券(病院で受診の場合)
・赤ちゃんの保険証
・乳幼児医療証

さらに暇つぶしグッズとして
・赤ちゃんの気に入っているおもちゃ
・絵本
など、持っていってあげると待ち時間も楽しく過ごせます。

これまでの健診と同様に、気になること、聞いておきたいこと、心配なことなどを聞き忘れないようにメモしておきましょう。

特に10ヶ月頃は、成長に個性が強くあらわれてくる時期。
離乳食の進み方で「食べ過ぎる」とか「全然食べてくれない」とか悩みも出てくる頃ですし、お友達はつかまり立ちしてるのに、うちの子はまだ……などなど、成長に関する悩みも沢山増えてきます。
普段心配に思っていることがあれば、気兼ねなく質問しておきましょう。
「忙しそうなのに、こんなこと聞いたら迷惑かな?」なんて心配は無用です。
育児に関する不安を解消するのも、健診の大切な一つの要素。

質問にいやな顔をするような小児科は、今後利用しないほうがいいくらいです。

9,10ヶ月健診でやること

自治体や病院によって内容は異なると思いますが、うちの子どもたちが受診した際の内容を参考までに。

身体測定

身長
体重
胸囲
頭囲
の測定を行います。

ママは赤ちゃんを裸にするだけで、あとはスタッフさんがてきぱきとやってくれます。
(場合によっては、頭の部分を押さえていてください、と言われることも)
泣いていても大丈夫。
ここでおむつを取り替えることになるの(全裸で計測の場合は一度脱がしますし、おむつ一枚で計測の場合はぬれていないおむつに取り替えてから計測します)で、おむつ一枚はすぐに取り出せるように用意しておきましょう。

身長と体重のバランスから「カウプ指数」という数値を計算してもらうことも。
ゆるやか~にでも、成長曲線に沿って増加していれば大丈夫。
母子手帳の後ろの方に「成長曲線グラフ」というのがあるので、そこに数値をポチっとしておきましょう。

助産師さんの面談

助産師さんとの面談では、赤ちゃんの成長具合を聞き取り調査されます。
(助産師さんのいない小児科では、聞き取りも小児科のお医者さんがされることもあります。この場合も、遠慮せずに気になることはどんどん質問しておきましょう)

母乳、ミルクの回数&量。
離乳食の回数、進み具合(野菜?タンパク質?どれくらいの食材まで進んでいるか?)。
ウンチの回数はどれくらいか。
発達の度合い(指先で小さなものをつかむか?、落としたものを目で追いかけるか?、隠したものを探すか?、人見知りはするか?、お座りはできるか?、つかまり立ちはするか?、ハイハイの状況は?、パチパチやバイバイなどの真似をするか?、呼びかけると振り向くか?などなど)
これまでに病院の受診はあったか。
その他、何か困っていることはあるか?

今回の健診では、つかまり立ちがどれくらい出来ているかがポイントのようで、詳しく聞かれました。
うちの場合は、ひざ立ちまでだったのですが、「大丈夫ですよ~」とのこと。
(お友達がみんな伝い歩きをしているので、ちょっと心配だったのですが、まだまだ個人差なので問題なしとのことです)

栄養士さんの面談

これは普通の小児科ではないと思いますが、同じ内容を小児科の先生が話してくれると思います。

離乳食の進み具合。何回か、何時頃か。
どれくらいの量を一回にたべているか。
タンパク質もすすめていきましょうね~、というお話や、そろそろ三回食にしていきましょうという進み方のアドバイス。

今回も、進みが遅めでも特に怒られたりはしませんのでご安心を。

小児科医の診察

聴診器で胸の音(心音、呼吸音)を確かめます。
軽く触って、頭にある「大泉門」の状態のチェックもします。

お腹を押して、内臓に異常が無いかのチェック。
股関節をぐるっと回して異常が無いかのチェック。
性器の状態もチェックしてくれます。

赤ちゃんの身体を急に前に傾けたときに、両手を前にだして身体を支えようとする仕草をするか(パラシュート反応)。
お座りがしっかり出来ているかどうか。
はいはいの仕方のチェック。
立たせて、足をしっかり突っ張るかどうかのチェックもします。

最後にのどの様子と、歯の生え具合をチェックして終了。

予防接種の進行状況もチェックされますが、受けていなければ「忘れずに受けて下さいね~」くらいで終了だと思います。

予防接種は、そろそろ追加接種の時期がやってくるので、気をつけておきましょう。

9,10ヶ月健診の後は…

任意で受けるのであれば、一歳児健診。
一歳児健診を受けなくてもいい自治体の場合は、次の健診は一歳半になります。

おそらく一番難易度が高いのが一歳半健診。
自治体で一斉健診の場合が多いと思います。
しっかり準備して挑みましょうね。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬剤師で小四&小二の男児と年中の女児、3児の母。 産後うつになりかけた経験と、地域の子育て支援活動のつながりから、ママがラクに楽しく育児できる方法を研究しています。 育児のモットーは「死ななきゃok」。