出産入院準備は病院から指示される物を揃えるのはもちろんですが、入院生活では案外「あれ持ってくればよかった……」的なものが出てきます。
実際に三回出産した経験から、あると便利なものをピックアップしてみましたので、「なるほど!」と思ったアイテムは、ぜひ入院バッグの中にプラスしてみてください。
一度入院してしまうと、旦那さまに持ってきてもらおうとお願いしても「ごめん、見つからなかったー」なんて平気で言われて、イラっとすること間違いなしなので、準備は自分で万端にしておくことをオススメします。
産院から指示されることが多い入院準備品は「入院準備品を早めに知って用意しておければ、安心じゃない?」からどうぞ。
あったら便利な出産入院準備品
産院から指示されるもちものは「最低限」と心得ておいてください。
快適な入院生活を送るためには、事前の準備が大切です。
ヘアゴム・ヘアピン・ヘアクリップ
授乳中に髪の毛が落ちてくるのはとっても邪魔です。がっつり止められるように準備しておきましょう。
「事前に髪の毛を短くしておく」という方もいますが、出産直前に髪を短くしすぎるとブローのできない入院中はボッサボサ…なんて悲劇になりかねません。
経験上、最低限一つに結べるくらいの長さは残しておく方が楽でした。
のどあめ・目薬・リップクリーム
病院って、なぜかすごく乾燥しています。本当なら簡易加湿器を持って行きたいくらい。乾燥対策はしっかりしておいてください。
ハンドクリーム
赤ちゃんのお世話をしていると、とにかく手を洗う回数が多くなります。また消毒薬で消毒することも多くて、かなり手がガサガサに。
赤ちゃんのためににおいがきつくないタイプのハンドクリームを用意しておくと安心。
ベビーオイルやホホバオイル、ベビーローション系でも赤ちゃんに触れることを考えるとGOODです。
ペットボトルストロー
陣痛時の定番品。寝ながら水分補給が出来るので便利です。産後も会陰が痛んで起き上がるのが大変だったりするので、案外役に立ちます。
ちなみに、赤ちゃんが大きくなってくると、赤ちゃんの水分補給用に使えるので長く使えます。
筆記用具(ボールペン)
結構書き込む用事があります。入退院関係の書類へのサインはもちろん、赤ちゃんのオムツを取り替えた時間や、授乳時間を記入する際にも必要。
フリクション以外の「消えない」ボールペンを用意しておきましょう。
メイク用品(フルメイク出来るように)
出産入院は、病気やけがの入院と違って、とにかくたくさんのお見舞い客が来ます。そして大量に写真をとられます。
ヘタすると撮られた写真が親戚中に拡散されたり、拡大して実家に張られたりします。数十年後に後悔しないように、フルメイクで挑みましょう。
コンタクトレンズ&ケア用品
分娩中はメガネという人も多いですが、上のメイク用品と同じ理由で普段コンタクトの人は、コンタクトレンズも持って行っておくことをオススメします。
可能であれば、使い捨てコンタクトにしておくと管理も楽です。
カメラ
この際だからデジタル一眼を買ってもいいくらい。パパに任せようなんて考えてはいけません。一番赤ちゃんと一緒にいて、一番色んな表情を撮れるのはママだけです。
入院中こそ、ママカメラマンとして頑張りましょう。
母乳パッド
産後三日目くらいになると、おっぱいがパンパンに腫れて、母乳がだらだら止まらなくなることが多いです。使い捨てのパッドをたっぷり持ち込んでおくと安心です。
母乳育児の予定が無い場合でも、勝手に滴ってきてしまうので母乳パッドは使います。
携帯電話・スマートフォンの充電器
最近の病院は、たいてい病室でのメール&インターネット使用はokになっています。写メを撮ったり、みんなに「産まれました」メールを送ったりしていると、あっという間に充電がなくなることに。
電池が切れたら、パパが何時に面会に来るのかすら連絡がとれません。超重要品の一つです。
用箋バサミ
…この記事を書くにあたって、初めて名前を知りました。ボードの上部にクリップがついていて、メモ用紙などをはさめるもの。
書類を書いたり、赤ちゃんの記録をしたりと手元で文字が書けるので、おマタがいたくて身動きがしにくい産後には案外便利。
ピアバーユ・ランシノー
看護師さんに言えば貸してもらえることもありますが、自分で一本持って行っておくと、授乳の後に毎回ぬれるので、乳首の傷予防に効果的。塗っているか否かで、乳首のダメージがかなり違います(体験談)。
赤ちゃんが舐めても大丈夫なので、塗ったまま授乳OK。
ピアバーユが馬油で、ランシノーが羊の脂という違いなので、どちらでもお好みで大丈夫です。
ベビー爪切り
赤ちゃんの爪はあっという間に伸びます。というか、産まれた瞬間からとっても伸びています。せっかくのお顔が傷だらけになる前に、切って上げましょう。詳細は出産準備品のページをごらんください。
綿棒
突然耳がかゆくなったり、マスカラを失敗したり。少しメイクポーチにでも入れておくと幸せになれるかもしれません。
イヤホン
テレビを見る方には必須。病院でも売っていますが、高いので100円ショップの物でもいいので持参しましょう。
とはいっても、産後は特に同室の場合、テレビを見る余裕のある人はあまりいないかも…。
ドーナツクッション
…荷物に余裕があれば入れておきたい一品。
病院でも貸してくれるかもしれません。
普段ベッドに腰掛けるときから必須になるので、マイクッションがあると便利です。
帰宅後もしばらくは愛用することになるはず。
ボックスティッシュ
通常の入院でも定番の一品。ポケットティッシュでは心許ないです。赤ちゃんのちょっとしたミルク吐き戻しの処理などにも使うので、結構消費します。
靴下
産後の回復の為にも、足もとは冷やさないようにしたいところ。足首まで温かいタイプのものが数枚あると便利です。
ウェットティッシュ(おしりふきで代用も可)
一つあるだけで、洗面所へ立ち上がる回数が激減します。赤ちゃんにも使えるタイプのものが最適。
扇子
陣痛の最中はパパに扇いでもらい、産後は病院が暑いときに自分でパタパタ。産後の病棟は赤ちゃんの為に少し温度が高いことが多いので、ママには暑かったりします。
準備品はどこに入れる?
出産入院準備のバッグは二つに分けて、一つは入院から出産までに使うものを持ち運びしやすいバッグに。
その他入院中に使うもの、退院時につかうものは大きめのスーツケースやボストンバッグにいれて準備しておきましょう。
「出産入院準備で覚えておきたい3つのポイント」も参考にしてみてください。
いろいろ頭の中でシミュレーションしてみる
基本は日常生活で必要なもの。
初産の場合は想像するのが難しいかもしれませんが、基本的に赤ちゃんに必要なものは産院からの指示と上記のグッズで何とかなります。
あとは一日の流れをのんびり頭で想像しながら、自分に必要なものをピックアップしてみてください。
早めに入院になって出産までに間がある場合には、育児書や育児雑誌を持ち込んで時間をつぶしたり、ベビーグッズを作っている人は裁縫セットを持ち込んでも良いと思います。
ちなみに、私が切迫早産で一ヶ月半入院したときには、裁縫セットを持ち込んで入院中に赤ちゃんの退院用のベビードレスをすべて手縫いで仕上げるくらい時間が余っていました……。
何が起こるかわからない妊婦生活。
早めに楽しんで準備しましょうね。
ラクラク出産準備にお役立ちのTipsはこちらもご参考に。
- 育児に手を抜く為の出産準備品(出産前編)。
- 育児に手を抜く為の出産準備品(母乳育児スタート編)
- 入院準備品を早めに知って用意しておければ、安心じゃない?
- 育児に手を抜くための赤ちゃんの部屋作り
- 出産準備をインターネットのみで乗り切るテク
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