こんにちは。薬剤師で3児の母、あやかです。
赤ちゃんの毎日お風呂。入れようとするたびにギャン泣き。
お風呂に入ろうという気配を見せただけで泣き出してしまう…なんて、敏感な子もいて、赤ちゃんのお風呂嫌いは、ママ&パパにとって本当に毎日の大きなストレスですよね。
我が家でも長男はとにかくお風呂が嫌いで、服を脱がせるのも一苦労でした。
「赤ちゃんをお風呂&シャンプー嫌いにしない超簡単テク!」で、お風呂を嫌いにならないテクをお話したのですが、「すでにお風呂に入れるとギャン泣きなのよ……」というご相談をたくさんいただいたので、すでにお風呂嫌いな赤ちゃんをどうしたら、楽しくお風呂に入れられるのかお話していきます。
試行錯誤と子どもたちの成長によって、我が家の長男も自分から「お風呂はいる~!」と言うようになりました。
お風呂が嫌いな原因から、その対策、楽しくお風呂に入れるポイントまでまとめてみましたので、参考にしてみてください。
せっかくのお風呂タイム、楽しく過ごせるように頑張りましょう!
目次
お風呂嫌いは珍しくない
お風呂場に入った途端にギャン泣き、シャワーを浴びたらギャン泣き。
はたまた、お洋服を脱がしたとたんにギャン泣き……。
タイミングは色々ありますが、赤ちゃんは、とにかく「きゃー!殺されるぅぅぅぅぅ!」ってくらいの勢いで嫌がりますよね……。
こんなことが毎日続いたら、それだけでもすごーくストレス。
私も、そのうち虐待の疑いで通報されるんじゃないかとヒヤヒヤしていました。
格闘しながら毎日赤ちゃんを綺麗にしてあげているママ、本当にお疲れ様です。
ママ友と話していても、しょっちゅう話題に上るお風呂嫌い。
珍しいことではないので「うちの子、神経質すぎじゃ…」などと、心配しなくて大丈夫。
どうやっても泣かれてしまった場合は、ささっと済ませてしまいましょう。
これが、2,3人目になってくると「あーはいはい」とギャンギャン泣かせたまま、気にせずザブザブ洗っているママも多いので、最悪泣いたままでも大丈夫ですよ~。
というゆるーい気持ちで、脱お風呂嫌い計画、行ってみましょう。
お風呂嫌いの原因と対策
赤ちゃんって、何も考えていないようで実は思慮深い生き物です。
かなり色々考えています。
なので、お風呂嫌いにはだいたい原因があります。
赤ちゃんによって様々ですが、思い当たるものがあるんじゃないでしょうか。
まずは原因を見つけるのが、脱お風呂嫌いの第一歩。
目・鼻・耳・口に泡や水が入った
一番ありがちなパターン。
シャンプーの時に目に泡が入ってしまったり、流した瞬間に鼻から水を吸い込んでしまったり。
これはさすがに大人でもイヤになります。
お湯を流すときには、赤ちゃんの頭を少し起こしてあげる事、流す前に必ず赤ちゃんに「いくよー! せーの!」と声を掛けてあげると水を吸い込みにくくなります。
案外見落としがちなのが、赤ちゃんのおててに泡をつけた後に、指をしゃぶってしまって、泡がお口に入って「苦い-!」という事件。
おててに泡をつけるのは一番最後にして、すぐに流してあげましょう。
シャワーにびっくりした
シャワーって、赤ちゃんにとっては水の勢いが強いのです。
さらに、ジャーっという音が、赤ちゃんをびっくりさせる原因に。
音が嫌いな赤ちゃんの場合には、シャワーを使うのをやめてしまうのも手です。
湯船のお湯を手桶でかけてあげる方法でも大丈夫。
なければ、お料理用のボウルでもOK。
水の勢いが嫌な場合には、シャワーのヘッド部分にガーゼのハンカチを一枚かぶせてみてください。
とぽとぽ~とやさしくお湯が流れるようになります。
バスチェアなどがあって、ママが抱っこしていなくても大丈夫な場合には、ママの手のひらに一度シャワーを当てて、手のひらから流れたお湯を赤ちゃんにかけてあげるのでもokです。
お湯の温度が熱すぎた
大人がちょうど良い温度は、赤ちゃんにはちょっと熱すぎます。
熱くて驚いてしまうのが一つと、一緒に湯船に入るとどうしても大人が気持ちよくなるまで浸かってしまいがち。これでは赤ちゃんがのぼせてしまいます。
赤ちゃんが入るときには少しぬるめに設定。
大人には物足りなくても、赤ちゃんの様子を見て早めに湯船からでましょう。
パパがイヤだった
パパがお風呂に入れているご家庭、多いんじゃないでしょうか。
単純に「パパがイヤ」「ママから離れたくない」という原因で、お風呂を嫌がることも。
この場合は、仕方が無いのでしばらくの間ママが入れてあげましょう。
そのうち、月齢が進むにつれてパパ嫌いは治っていくので、いずれパパの出番は来ます。
お風呂嫌いの克服法
それでは、お風呂嫌いの赤ちゃんをゆっくりお風呂に入れてみましょう。
最初は多少泣いてしまっても大丈夫。
落ち着くまでゆっくり抱っこして付き合ってあげてくださいね。
大前提、まずは機嫌のいいタイミングで
お腹がすいていたり、眠かったりのタイミングでお風呂に入れてはいけません。
まずはご機嫌なタイミングでお風呂に入れることが最重要。
生活時間を守ることよりも、まずは赤ちゃんの欲求を満たしてあげましょう。
不快な気持ち=お風呂
が結びついてしまうと、お風呂自体を嫌いにさせてしまいます。
満足して楽しい気持ち=お風呂
と思ってもらえるように、コントロールしていきましょう。
最初の一歩が大切です。
ママが一緒に入る
いつもはパパがお風呂係という場合も、赤ちゃんが一番安心できるのはなんといってもママです。
ママも赤ちゃんも裸になって、まずはママの胸にぺったり抱っこしてあげましょう。
この段階で泣いてしまっている場合にも、落ち着くまで優しく声を掛けながら抱っこします(ママは全裸のままですが、ファイト!)。
まずは、裸になることが怖くないように、安心させてあげてください。
行動はすべてゆっくりと
ママの気持ちもゆったりとさせて、赤ちゃんとのお風呂をママ自身も楽しむ気持ちで入りましょう。
何かをするときは、必ず赤ちゃんの目を見てことわってから。
「シャワーかけるよ」とか、「お顔あらうよ」とか。
とにかく、突然のことに赤ちゃんがびっくりしないように気をつけて下さい。
赤ちゃんが不安そうにしていたら、もう一度胸にぺったり抱っこして、落ち着かせてあげて下さい。
目を見て優しく声を掛ける
「お風呂に入ろうね」
「じゃーってするよ」
「アワアワにするよ」
「気持ちいいね」
「大丈夫だよ」
など、とにかく赤ちゃんの目を見て、優しく声をかけ続けて下さい。
赤ちゃんの気持ちが「お風呂→怖い」ではなく「ママとお話→楽しい」に持って行ければGOOD。
むしろ、赤ちゃんがお風呂に入っていることに気づかないくらいの勢いで、楽しくお話ししてください。
シャワーは頭から掛けてok
シャワーは頭から掛けて大丈夫です。
赤ちゃんにちゃんと「ざぶーんってするよ」などと伝えてから、一瞬で終わらせて下さい。
流した後は、すぐにタオルで顔の水気を拭き取って、「うわー!上手だったね~!」「●●ちゃん、すごいね~!」などと、ほめまくりましょう。
詳しくは「赤ちゃんをお風呂&シャンプー嫌いにしない超簡単テク!」のページを参考にしてみてください。
もちろん、一瞬泣いちゃう赤ちゃんもいると思いますが、すぐにぎゅっと抱っこして「がんばったね~!」とあやしてあげれば、大丈夫。
最初のうちは、ここでギャン泣きになってしまっても気にせずに。
慣れれば泣かなくなります。
赤ちゃんにとって「顔にお水がかかる=イヤ」なことよりも「ママがほめてくれる!ママがニコニコして嬉しそう!」のほうが上回ればいいだけです。
湯船に入るときも、ママがぎゅっと抱っこして
湯船の中でふらふらすると、赤ちゃんが不安になってしまうことも。
「大丈夫だよ~」とニコニコして見せながら、ぎゅっと抱きしめたまま赤ちゃんと一緒に、そーっと足からお湯につかりましょう。
湯船の中で身体を離すのは、赤ちゃんがしっかりお風呂に慣れてから。
このときママがちょっとぬるいかな、と思うくらいの湯温にしておきましょう。
お風呂を出るときも、しっかりママの抱っこのまま
とにかく、最初から最後まで、赤ちゃんから肌をはなさないこと。
これだけで赤ちゃんの不安はぐーんと小さくなります。
裸で寝かされるのは、赤ちゃんにとって、ものすごく不安なのです。
ママは多少びしょ濡れのままになってしまいますが、抱っこしたままバスタオルに赤ちゃんをくるんでお部屋へ。
このときも「気持ちよかったね~」とニコニコしながら、赤ちゃんと目を見てお話してください。
お風呂から上がったら、保湿剤を塗りながらマッサージ
お風呂の後は、赤ちゃんに保湿剤を塗りながら、かるくマッサージしてあげるといいです。
難しい手順はいらないので、赤ちゃんの裸の全身に触れてあげることが重要。
「裸になることは怖くない。気持ちいいんだ」というのを分かってもらいましょう。
超裏技
お風呂で泣いてしまって、手がつけられない!
という場合、赤ちゃんが飲んでくれるようなら、そのまま授乳してしまいましょう。
案外機嫌が直ったりします。
くれぐれも泡などはしっかり流してからですよ~。
とにかくギャンギャン泣いてしまっている場合
何をしても落ち着かない、パニックになったように泣き叫んでしまう、という場合には、ささっと全てを済ませてあがって下さい。
泣いたまま洗ってしまってOKです。
お風呂場は声が反響してママは精神的にきついですが、もう「無」の境地で、すばやく事務的に洗ってしまいます。
焦らなくて大丈夫。
日をあらためて、ゆっくりゆっくり進めてみましょうね。
まとめ
・お風呂嫌いは珍しくない。心配はいりません。
・お風呂嫌いには色々な原因があることが多いです。まずは原因を知って、それを取り除きましょう。
・お風呂嫌いの克服には、とにかく「安心」と「心地よさ」を赤ちゃんに教えてあげる事。
・そのためには、ママが肌を離さず安心させて、一緒にお話ししながら、ゆったりした気持ちで赤ちゃんとのお風呂時間を楽しみましょう。
少しずつ、ゆっくりと、赤ちゃんがお風呂を好きになってくれるように、がんばりましょう!
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