あれやこれやと想像をして、赤ちゃんの為に必要なものを買いそろえていく。
お財布のヒモもゆるみます。
出産準備品というと、色んなところでリストが出ているのですが、「なるべく買わせたい」という思惑が見え隠れしていたりします。
実際育児をはじめてみると、一回も使わずじまいだったり、場所をとるだけだったりと、早まって買うとあまり良いことがありません。
いまはインターネット全盛時代。
ケータイ一つで家にいながら何でも手に入ります。
つまり、一昔前のように「産後は床上げまで家から出られないから、準備は完璧に」という時代でもないと思うのです。
(余談ですが、私は出産準備をするまえに切迫早産で入院してしまったため、すべての出産準備品をインターネット通販でそろえました)
だから、ゆる育的に推奨するのは、
「準備は最低限。必要なものは、その都度買え!」です。
その観点から、リストにしてみました。
参考にしてみてくださいね。
これだけは揃えておけ! リスト
- おしりふき …病院によっては、入院の時に持ってきて下さいといわれる。最初は使いやすそうなケースのものを選び、その後は赤ちゃんのおしりの強さによって安物にシフトしても。余談だが、基本的に手を拭いても口を拭いても大丈夫なものが多いので、余ってもあまり無駄にならない。ついでに掃除にも使えて便利。
- ガーゼのハンカチ …新生児は、とにかく色々な液体がたれる。ミルクや母乳でべとべとになること多数なので、ちょっと多めに(10枚以上)用意しておきたい。基本はざっくり漂白ができる真っ白いやつがおすすめ。とにかく汚れるので洗濯が楽になる。
- 赤ちゃん用つめきり …赤ちゃんって、結構爪が伸びて産まれてくるもの。油断していると、退院前に顔が傷だらけ……なんてことも。隠れた入院準備品。看護師さんに言えば切ってもらえるかもしれないが、どうせ家に帰ってからも週に一度は切らなきゃならないので、使いやすそうなものを買っておくと吉。看護師さんに余裕があれば「爪の切り方を教えて下さい」というリクエストに応えてくれることも。
- 新品のタオル …枕に腹巻きにと大活躍。10枚くらいあってもいい。余ったら普通に手ふきにどうぞ。ここはちょっとフンパツしてふわふわの物を買ってあげると「あら、私っていいお母さん~」的な気分を味わえる。
- 新品のバスタオル …2~3枚。湯上がりはもちろん、赤ちゃんを寝かせるときに、布団のシーツの上に敷いておくと、シーツの洗濯回数が激減してめちゃ楽。毎日洗濯してあげられるので、たぶん赤ちゃんも嬉しいハズ。ちなみに、掛け布団の代わりとしてもとても優秀。ガーゼのバスタオルもおすすめ。
- 短肌着 …洗濯回数にもよるが、5~6枚あると楽。とにかく汚れて着せ替える回数が多いので、できればヒモよりもマジックテープでとめるものが便利。
- コンビ肌着 …新生児の基本ウェア。枚数はこちらも5~6枚。寒くない時期&部屋なら、短肌着+コンビ肌着で一日中過ごせる。長肌着でもいいが、寝返りし出すと使えなくなるので、コンビ肌着のほうが長く使えておすすめ。
- ツーウェイオール …お部屋が寒い時期に。短肌着>コンビ肌着>ツーウェイで着せておくと暖かい。お出かけにも。ただし、50~60cmのサイズは買いすぎないように。案外使える時期が短いことがある。
- 泡ででてくるベビーソープ …沐浴の時は基本的に片手で赤ちゃんを支えて、もう片方の手で洗うことになるので、固形だとちょっと面倒。プッシュで泡が出てくるものが便利。新生児は結構油っこいので、優しい沐浴剤とかではなくて「石けん」がおすすめと助産師さん談。
- ベビーシート(チャイルドシート) …退院時に自家用車で家に向かう場合は、退院の日に必要になります。どんなに他で手を抜いても、ここは手を抜いてはいけません。赤ちゃんの命に直結します。
レンタルおすすめリスト
- ベビーベッド …いらない物リストにも良く上がるものだが、ゆる育的にはおすすめ。なにしろ「ベッドに寝かせているから安心」という気分を味わえる。柵のなかにいてくれれば安心なので、ママの暮らしが楽になる。ここにいてくれれば(多少泣いてたって)、トイレにもゆっくりいけるし、ご飯もゆっくり食べられる。ただ、赤ちゃんの性格によって、ある程度で全く寝てくれなくなることがあるので、短期間でレンタル、もしくは途中でキャンセルできるところを選ぶと吉。
ちょっと待った!?
さて。「えーこれじゃ、足りないでしょ!?」だって、アレやらコレやらが入ってないよ!?
と、思った人が続出の予感。
まず、第1に出てきそうなのがオムツ。
ゆる育的には、もちろん紙オムツがおすすめなのですが、出産前の大量買いは厳禁。
だって、いったい何kgで赤ちゃんが生まれてくるのか、誰にも予想が出来ないのです。
新生児用なら問題ない?
いやいや、そんなことは無いのです。大きい赤ちゃんだった場合、退院時からSサイズがぴったりな場合も。
逆にすごく小さい赤ちゃんだった場合は、新生児用よりも小さいサイズが必要になることも。
オムツなんてものはですね、退院時にドラッグストアにでも寄り道するか、パパやおばあちゃんにでも買ってきてもらえば間に合うのですよ。誰もあてがないなら、出産後にネット通販でポチっとしておけば、退院までには届きます。
第2に聞こえてくるのは、たぶん調乳グッズ。
断言します。出産前には、絶対に買うべからず。
完全母乳でいけた場合、本当にまったく必要なくなります。ほ乳瓶だの粉ミルクだのを出産前に用意しろなんていうのは、あれですよ、ミルク会社の陰謀ですよ。
特に新生児のうちは、赤ちゃんを置いて外出し、その間に誰かに搾乳した母乳をあげてもらう……なんてことすらないでしょう。
必要になったら、必要な分だけ調達すれば充分。退院時にミルクが必要だと思ったら、これも退院時に寄り道して購入したり、ネット通販で調達しましょう。病院の売店でも手に入るかもしれません。
基本的に、絶対に必要な物、必要じゃ無くなっても他に使い回しができるものは、あらかじめ準備しておいても問題なしです。
使い回しできない物、場所をとる物は必要に応じて購入しましょう。
目星はつけておこう
出産準備期間に目星をつけておくのはおすすめです。
通販サイトのカートにとりあえずぶち込んでおいたり、ウィッシュリストに入れておいたり。商品名をメモっておいたり。
これをしておくと、なにかトラブルがあったときに、誰かに代理購入を頼むのにも便利です。
「楽天のカートにいれてあるオムツ買っといて~」とか出来るので。
気負いすぎず、買い込みすぎず。
楽しんで揃えていきましょう~。