赤ちゃんを肌荒れ&アトピーから守る為にママが出来ることがあるって本当?

赤ちゃんを産んで驚くのが、「赤ちゃんの肌って、結構かさかさしてる!?」ということ。
良く化粧品のCMとかで「ぷるぷるの赤ちゃん肌」とか言ってるけど、実際の新生児って、結構カサカサしてるのです。
しかも結構ニキビとか出来るし、口の周りはかぶれやすいし、「ぷるぷるの赤ちゃん肌」を維持するのって、案外大変。

赤ちゃんの肌はとっても弱いのです

赤ちゃんの肌は、大人の約半分の厚さ。
触ってみると分かると思うのですが、とにかく薄いので、弱くて乾燥しやすいのです。

産まれたばかりの赤ちゃんは「胎脂」という天然の保湿クリームに守られているのですが、大抵の産院では生まれてすぐに産湯につけられるので、胎脂は落ちてしまいます。
本来、すぐにお風呂で洗わずに、この胎脂は自然にお肌に吸収させてあげると良いらしいです。
(2,3人目を産んだ産院では、このため沐浴は入院最終日までさせませんでした。
だいたい24時間くらいで吸収されるとのことです)

その後は乾燥が始まります。
カサカサしてきて、「脱皮!?」という状態になることも。

カサカサがアレルギーの原因に!?

肌がカサカサするといえば、アトピー性皮膚炎。
肌が荒れることで、アレルギー物質に反応しやすくなって、食物アレルギーも誘発されると最近の研究では言われています。

そのアレルギーをママが予防してあげることが出来るとしたら、やらない手はありませんよね。
ママがするべきこと、それは「赤ちゃんの肌の保湿」です。

保湿クリームをしっかり塗ることで、アトピー性皮膚炎を予防することができるという研究結果も発表されています。
(アトピー性皮膚炎がその他のアレルギーの原因になることもあるため、アレルギー全体を予防する上でも保湿剤の塗布が有効なことが示されています)
新生児期の保湿がアトピー発症率を3割減に

赤ちゃんの肌を保湿するポイントは?

基本は沐浴&入浴後に保湿剤をたっぷり塗ってあげること。
出来れば、朝のお着替えのときにも塗ってあげるとさらにGOOD。

「たっぷり」がポイントです。
多少べたべたするくらい、しっかり保湿剤を手にとって、するすると肌に負担を掛けずに塗れるくらいの状態でしっかり全身に保湿剤を塗って下さい。
保湿剤が少ないと、ママの手と赤ちゃんのお肌の間に摩擦が発生するので肌に負担がかかります。
ついでにごしごしこするのはNGです。逆に肌に負担を掛けてしまいます。

ついでに、かるーく全身をなでながら腕や足をそっと伸ばしてマッサージもしてあげると、赤ちゃんも気持ちよくていい感じです。
※あくまでも肌をなでる程度のマッサージです。くれぐれもズンズン体操などなさらぬよう。

新生児から使える保湿剤は?

乳液タイプのベビーローションとして売られている物なら何でも大丈夫です。
ただ、においのきつい物はやめましょう。

だいたいどこのお店でもベビー用品売り場にはずらーっと保湿剤が並んでいると思いますので、その中で自分がピンとくるものを選びましょう。
ただし、くれぐれも大量買いはやめておいたほうが無難です。
一本ずつ試して、我が子に合う保湿剤を見つけましょう。

我が家では、ママ&キッズベビーミルキーローションを使っています。
次男、長女と使っていて一切トラブルなく、塗りやすく、臭いも控えめで、塗ってしばらくするとべたつきもなくなるので「おお、吸収された……」と、なんとなく実感出来るので。

なんといっても、このナチュラルサイエンスというメーカーさんのお話を聞く機会があった時に、赤ちゃんの肌のことをその子が大人になるまで考えて製品作りをされているのが分かって、安心して使えると思ったこともあって、我が家はすっかり愛用者です。

特に乾燥しているところにはママ&キッズ モイスチャーオリゴクリームを塗ってあげるといい感じです。

このママ&キッズシリーズには、お試しパックもあって、ベビーシャンプーもついているので、こちらでお試しされるのもオススメ。
ママ&キッズ ベビートライアルセット ママアンドキッズ☆

毎日保湿剤を塗ることによる沢山のメリット

毎朝晩保湿剤を塗るのは、手間と言えば手間なのですが、赤ちゃんの肌を守るだけではないメリットもあります。

毎日のママと赤ちゃんのスキンシップになること

赤ちゃんに話しかけながら保湿してあげることで、とてもいいスキンシップになります。

赤ちゃんの健康状態の変化に気づきやすいこと。

ちょっと湿疹が出来てるとか、この辺がカサカサしてるとか。
今日はなんとなく全身が緊張してる?とか。
あ、こんなところ蚊にさされてる!とか。
自動的に全身をくまなく触ることになるので、赤ちゃんの小さな変化に気づくことが出来ます。
実はこれ、まだ言葉を話せない赤ちゃんの健康維持には、とっても重要なこと。

ママの自信になること。

ママは自分が赤ちゃんにとって最良のお世話をしてあげられているか、いつも不安です。
でも、毎日かかさずスキンケアをしていることで「これだけは自信を持って、毎日この子のためにしてあげたと言える」ことが出来ます。
これって案外、ママの精神安定に役立つのです。

ちょっと大きくなっても、身体を触ることを嫌がらない

小さい頃から毎日当たり前のように全身を保湿していると、ちょっと大きくなっても全身を触られることを嫌がりません。
むしろ風呂上がりに「はやくぬりぬりしてー」と言ってくれるように。
だんだんスキンシップが減ってくる年頃になると、これが結構大切な母と子のふれあいタイムになったりします。
やっぱりいくつになっても、全身をチェックしてあげるのは、いち早く子どもの異常に気がつく大切なポイントです。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬剤師で小四&小二の男児と年中の女児、3児の母。 産後うつになりかけた経験と、地域の子育て支援活動のつながりから、ママがラクに楽しく育児できる方法を研究しています。 育児のモットーは「死ななきゃok」。