後悔しない幼稚園選びの極意その2

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さて、前回の記事「後悔しない幼稚園選びの極意その1」では、情報収集の仕方をピックアップしてみました。
これから先は、どんなポイントに注意して情報を集めればいいのかをお話ししてみます。

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後悔しない幼稚園選びの極意 その1

2014年4月18日

まず押さえておくべき基本のポイント

幼稚園、特に私立幼稚園は、本当に様々な特徴を持っています。
まず大前提になる基本情報の収集から。

これらの基本情報は入園案内や幼稚園のwebサイトからも公式な情報が得られやすいので、手広くざっと集めておきましょう。

お受験園か、ご近所園か

これは単純明快。小学校受験を目指す幼稚園(=お受験園)なのか、受験はせず公立の小学校へ進む子が多い(=ご近所園)のか。
受験を考えている場合は、これで一気に絞れると思います。受験する場合には、周りの子も受験し、幼稚園側もそれに備えているところに行くほうが有利なのは間違いないと思います。

遊びメインか、お勉強や習い事もさせるのか

これは幼稚園の教育方針。「ひたすら園庭で泥だらけになって遊ぶことで、様々なことを学んでいこう」といういわゆる「のびのび園」から、体操教室、英語教室、音楽教室などがカリキュラムに組み込まれていて、様々な習い事に触れることが出来る園まで。
合わせて、希望者のみが通える「課外授業」で何をやっているのかも要チェックです。
(幼稚園の課外授業で習えると、送り迎えなどけっこう楽だったりします)

バス通園ありか、なしか

バスは便利ですが、子どもにとっては多少負担になることは事実です。また、直接園に行かないので、今ひとつ園の様子が分かりにくいこともあるかもしれません。
徒歩通園の場合は、毎日園まで送り迎えをする必要が出てきます。
園によっては、送ったままママたちの井戸端会議が始まり、お迎え時間まで。……さらにお迎えのあとは、みんなで5時まで公園に……なんてこともあるそうです。
井戸端会議のない場合でも、帰りはたいていお友達と一緒になるので、近くの公園に行きたいと子どもがごねる率は高いようです。ただ、子どもの交友関係を見ることが出来るので、良いという面も。

毎日お弁当か、毎日給食か、はたまた週に何日かずつか

毎日お弁当の場合、ママは結構大変です。……が、子どもは基本的にママのお弁当が好きなので喜びます。
逆に給食の場合、お弁当のようにメニューが偏りにくいので、様々な食材や調理法に触れることが出来、好き嫌いの解消につながるかもしれません。

幼稚園に給食室があって園内で作っている場合には、つくりたてのおいしい給食が食べられます。
ただし幼稚園からの報告がないと、子どもがどれくらいお昼ご飯を食べているかを親が把握できないという問題も。

土曜日はあるのか、お休みか

土曜日も幼稚園がある場合、パパのお休みが土日だと、ちょっとおでかけがしにくいかもしれません。
その代わり、生活リズムが崩れにくいという利点もあります。
今は小学校も土曜日アリのところが多いので、小学校に向けてのリズム作りにもなるかもしれません。

水曜日は午前保育か通常保育か

都内で案外多いのが、水曜日が午前保育という幼稚園。
子どもには週の真ん中で疲れるところをちょっと早く帰宅してゆっくり出来るというメリットがある反面、午前保育って、本当にあっという間に帰って来てしまうので、ママは大変です。

宗教の有無

私立幼稚園は、結構宗教団体が母体になっている園があります。
仏教やら、キリスト教会系やら、それぞれの母体によって教え・教育方針が全く異なるので、どういった教えを受けさせたいのか、よく考えて選びましょう。

「子どものことだから、どの宗教でもいいわ~」というのは、大きな間違いです。
毎日お祈りがあったり、週末に礼拝があったりというのが繰り返されるため、幼稚園のときに受ける宗教教育は、子どもの一生を通じて根っこの部分に深く残ります。
(だからこそ、宗教団体が幼稚園を運営することが多い理由でもありますが…)

また、幼稚園は、親と園の考え方が一致していることがとても重要です。
園の選考でも、そこを一番重視されている幼稚園が多いと思います。
園の方針と親の考え方が異なると、親自身が入園後苦労することもありますし、子どもも混乱してしまいますので注意してください。

キリスト教系の幼稚園の場合は、水曜日や日曜日に礼拝があって、親も強制参加ということが良くあります。このあたりも注意しておきましょう。

ぜひ、親も共感できる教えの幼稚園を選んでください。

重要なのは……

たいていの幼稚園には、長所も短所もあります。
最初の段階ではとにかく、できる限り情報を集めること。

幼稚園をずらっと並べて比較できるように一覧表にしてみたり、それぞれの幼稚園についてパパに向けてプレゼン資料をつくってみたりしても良いかもしれません。

次回は、その他にも知っておきたい情報について掲載します。
家庭の環境によって、重要なポイントは様々。

場合によっては超重要な決定要素になるかもしれないポイントです。
→「後悔しない幼稚園選びの極意 その3

幼稚園選びシリーズ

後悔しない幼稚園選びの極意 その1
後悔しない幼稚園選びの極意 その2
後悔しない幼稚園選びの極意 その3
後悔しない幼稚園選びの極意 その4
後悔しない幼稚園選びの極意 その5

 

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ABOUTこの記事をかいた人

薬剤師で小四&小二の男児と年中の女児、3児の母。 産後うつになりかけた経験と、地域の子育て支援活動のつながりから、ママがラクに楽しく育児できる方法を研究しています。 育児のモットーは「死ななきゃok」。