里帰りなし!夫婦だけで乗り切る出産・産後の心得・その1「パパの教育」編

パパの心得

産後に里帰りをしないで育児を乗り切る上で、ママの唯一の味方になるのがパパ。

重要なのは「俺の飯は~?」とか「タオルとパンツだしてよ~」なんて言える立場にないことを理解してもらうことです。
ママの育児を手伝う立場ではなく、あくまでも二人で子育てをスタートするのだとしっかり分かってもらいましょう。

パパはママにとっての戦友になってもらわなければなりません。
油断すると「大きな長男」になってしまうパパもいるので、産前からしっかり話し合って、「二人で乗り切る」という心構えをきちんと共有しておきましょう。

パパにも出産準備をしてもらう上で、パパに伝えておきたいポイントから、ワンランク上のイクメンを目指すポイントまでまとめていますので、ぜひしっかり準備をしておいてください。

まずは、パパの教育から

一番重要なのは「自分のことは自分でする」。
「俺のメシはー?」とか「パンツどこ?」なんて、とんでもありません!

くれぐれもパパが「大きな長男」にならないように。
朝の自分の支度、風呂上がりの支度、自分の食事の面倒くらいは自分でやってもらわないと話になりません。

その上で、

  • 出産後のママの身体は満身創痍であること。
  • ゆっくり休まないと老後に身体を壊しやすいこと。
  • 赤ちゃんに母乳を飲ませるのは、1日何度も献血しているのと同じ負担があること。
  • 産後のママは精神が不安定になりやすいこと

など、産後のママの状態をできる限り事前に勉強してもらって下さい。
可能であれば、病院や自治体の両親学級に二人で参加しておくことをオススメします。
ついでに出産の立ち会いもしてもらっておくと、ママの大変さを実感してくれるかもしれません。

とにかく、産後のママは赤ちゃんで手一杯なので、パパの面倒は見られないこと。
家事はおろそかになっても当然なことを、しっかり理解させておくことが重要です。

パパに最低限教えておくべきこと

  • 近所のスーパーの場所。営業時間。
    どこに何が売っているのかを大まかに把握してもらう。事前に何度か一緒に買い物に行っておきましょう。
    その他、ドラッグストアやコンビニ、お弁当やさんなど利用する可能性があるお店には、一通り一緒にいって説明しておくべし。
  • 普段使用している洗剤や、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの銘柄を把握しておいてもらうこと。
    実物を事前に見ておかないと、メーカーやブランドを指定したお買い物メモを持たせても「わからない…」と途方に暮れるパパ多し。
  • 洗濯の仕方。
    どれくらい洗濯機に洗剤を入れるのか、柔軟剤はどこに入れるのか。どのボタンを押してスタートするのかまで。
    乾燥機が付いている場合は、乾燥の仕方や乾燥機にかけていいものと、ハンガーに干してほしいものの内訳。
    ベビー服は分けて洗いたい場合は、その洗い方も。
    最悪ハンガーへの干し方は、目をつぶりましょう。男性陣に「きちんとシワを伸ばして干して」といっても通じない可能性が高いです。干したときにハンガーのバランスがめちゃくちゃでも乾けばokです。ママのほうも「割り切り」が重要
  • 食器の洗い方。
    これも完璧を求めてはいけません。どうしてもパパがずぼらすぎて食器の汚れのこりが気になる場合は、食洗機の導入も検討してください。
    援助者なしで産後を乗り切るには、便利家電はとても大きな助けになります。
  • 掃除機のかけ方。基本的には、赤ちゃんのいる部屋だけ掃除機がかけられていればokです。
    多少部屋が荒れていても死にません。真っ先に手を抜いていい家事ですので、気になるパパには自分でやってもらって下さい。
    ママは赤ちゃんの周りだけハンディ掃除機でも掛けておけば十分。
    こちらも床の汚れが気になるなら、お掃除ロボットの導入を検討してください。
  • どうしてもお弁当が必要なパパの場合は、少なくとも産後一ヶ月は自分で用意するか、コンビニなどで購入することを納得してもらうこと。

ワンランク上のイクメンパパを目指す方には…

  • まずは、一冊育児書をしっかり読んでもらいましょう。
  • 沐浴のやり方。
    可能であれば、沐浴はパパにお任せしたいところ。
    これも両親学級で教えてもらえる場合が多いと思います。(イクメンへの第一歩)
  • ミルク授乳の仕方の事前勉強。ミルクの作り方。冷凍搾乳の溶かし方。
    ほ乳瓶の洗い方&消毒の仕方。赤ちゃんへの与え方と、ゲップのさせ方。
    (夜中に一度だけでも授乳を代わってもらえると、ママは本当にラクです)
  • おむつの替え方。ウンチの場合の対処方法。
    これも両親学級で教えてもらえることが多いと思います。
    ウンチを替えずにイクメン宣言禁止

パパが育児を手伝うことは、ママの精神安定につながる

「ワンオペ育児」という言葉が話題になりましたが、育児中のママは常に一人ぼっちな気分です。
一日赤ちゃん以外と喋らなかった…なんて毎日は、徐々にママの心をむしばんでいきます。

パパがきちんと当事者意識を持って育児に参加することで、ママはパパを本当の「パートナー」として頼れるようになります。
この時期の関係がうまくいかないことで、その後の夫婦関係がギクシャクしたり、「熟年離婚」に繋がったりもするとても大切な時期だというのを覚えておいてください。

いちばん大切なパパの仕事は「ママの話をきちんと聞くこと」
仕事がどうしても忙しくて赤ちゃんの世話ができない……そんなときには、少しの時間でもいいので、ママとしっかり目を見て向き合って、「ありがとう」の言葉をかけて、ママの話を聞いてあげてくださいね。

パパ自身も、小さな頃からきちんと関わることで子供との信頼関係が築けます。
きちんと面倒を見てくれることがわかると、ママも安心してパパに子供を預けられるようになるので、卒乳したころには「面倒見てるから飲みに行っていいよ~」なんて言ってくれると最高ですよね。

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薬剤師で小四&小二の男児と年中の女児、3児の母。 産後うつになりかけた経験と、地域の子育て支援活動のつながりから、ママがラクに楽しく育児できる方法を研究しています。 育児のモットーは「死ななきゃok」。