私が第一子のときから愛用しているのが、イタリアのメーカー「PegPerego(ペグペレーゴ)」の「Si(シー)」というベビーカーです。
一度だけ販売店でメンテナンスをしてもらい、6年経った今では、第三子のベビーカーとして活躍中。
第一子の時代から、片道30分の児童センターに週3のペースで往復していましたが、タイヤがすり減っただけでピンピンしています。これも一万円ほどのメンテナンス代だけで新品同様になって帰って来ました。
今でも全く不満無く使えていますし、むしろ第三子のお友だちにも「そのベビーカーいいね~!」と言われるくらいなので、これから「どのベビーカーにしようかな…」という方にはぜひぜひオススメ。
最新モデルはさらにスタイリッシュになっています。
使用感などの口コミもあわせて、ベビーカーの選び方についてお話してみたいと思います。
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ベビーカーは必要?
赤ちゃんが大きくなってくると、抱っこで出かけるのもだんだんツラくなってきますよね。
赤ちゃんが重いのもあるのですが、おでかけ荷物が重いので、抱っこして荷物を背負って歩いていると、自分が地面にめり込みそうな気がしてきます……。
「重い……」「もっと楽しくお散歩したい…」と思い始めたら、ぜひベビーカーにチャレンジしてみましょう。
ベビーカーがあることで、ママもおでかけが苦にならなくなりますし、赤ちゃんも抱っこより色々な景色が見られて刺激になります。
最初はA型?
よく言われるのが、「腰が据わるまではA型、それ以降はB型にチェンジ」というもの。
これなんですが、昔はA型のベビーカーってゴツくて重いものが多かったのかもしれませんが、今はAB兼用型で軽い物が沢山出ているので、兼用型を買うのが一番コスト的にもお得です。
私がオススメするのは、まずはAB兼用型のある程度丈夫で乗り心地が良く、デザイン的にもママが気に入る物を1台購入し、赤ちゃんがあんよする頃に、電車移動などの際の折りたたみ前提の時用に安い(3000円くらいの)バギーを追加購入するというやり方。
実際、私もこの方法でとても快適に子ども3人を育てています。
車移動と徒歩移動がメインの場合は、たたんで担ぐ必要がないのでAB兼用型一台で最後までok。
この場合は、特にしっかりしたものを選ぶことで、幼稚園くらいになってもばっちり載せられます。
(本当は、幼稚園に入ったら自分で歩いて欲しいのですが、案外「疲れたー!」「だっこー!」という子がいるのです……。うちの長男は全然歩いてくれないので、次男が乗っているベビーカーを奪い取って良く乗っていました)
ベビーカーを選ぶポイントは?
「軽いもの」「片手でたためるもの」「対面になるもの」など、色々なポイントがあるのですが、私が実際に6年間ベビーカーを走らせて「これだけは気をつけておけ!」と感じたポイントは、
「荷物が沢山載せられること」「後ろにひっくり返らないこと」
の2点です。
「荷物が沢山のせられること」というのは、そのまんま、ベビーカーに沢山荷物が積めるということ。
赤ちゃんがいる家庭の買い物は大量でかさばります。
さらに、赤ちゃんのおでかけには結構かさばる荷物が多いのです。
ママ友から良く聞いたのが「ほんとうちのベビーカー、荷物が抱っこヒモしか載らなくて不便なのよ~」という不満。
軽量で片手でたためるというウリのベビーカーに良くあるパターンです。
この不満はかなり根が深いので、ぜひ荷物が沢山乗るものを選んでください。
もう一点「後ろにひっくり返らないこと」というのは、初めてママには「???」だと思います。
……が、これは赤ちゃんの安全を守る上でものすごく重要なのです。
見たことがないでしょうか?
ベビーカーに乗っていた子どもが降りた瞬間、後ろにバターン!とひっくり返るベビーカー。
そして思わず「なんで勝手に降りてるの!」と怒ってしまうママ。
うしろのハンドルに荷物を引っかけていても、子どもが乗っている時はその重さでバランスが取れているのですが、降りてしまうと、後ろの荷物の重さに耐えられず、大抵のベビーカーはひっくり返ってしまいます。
(そもそも、一般的なベビーカーには「ハンドルに荷物をぶら下げないで下さい」と書いてあります。誰も守ってませんけど…)
これをやってしまうと、卵なんかぶら下げていたときには大変なことになります。
それ以上に、赤ちゃんが小さいときには、後ろに荷物をぶら下げすぎると、最悪の場合赤ちゃんが乗ったままひっくり返ってしまうのです。
場合に寄っては赤ちゃんが落下して、けがをさせてしまうことも。
これはぜひ、ベビーカー選びの際に頭に入れて置いて下さい。
普通に押していても、ちょっとした段差でひっくり返ってしまったり、段差に引っかかって前のめりになってしまう可能性はゼロではありません。
転倒すれば、赤ちゃんにケガをさせてしまいます。最悪の場合、命に関わることもないとは言えません。
「軽量」「たたみやすい」という親の利便性よりも、特に月齢の小さな赤ちゃんを乗せるベビーカーには、ぜひ安全性を重視して選んで欲しいと強く思います。
それからおまけですが、「ママが気に入る物」って結構重要です。
ベビーカーは人によっては毎日使うので、おでかけ時のテンションが大きく変わってくるのです!(力説)
しかも結構デカくて目立つので、ファッションに気を遣うママは、自分のファッションにあうデザインのものをGETすべし。
どんなにオシャレに決めても、ベビーカーが「う~ん…」だと、全体が「う~ん…」になってしまうかも!?
PegPerego Si(ペグペレーゴ シー)に決めたワケ
うちは、基本的にパパが選びました。色々ネットで調べまくって、「シーにする」と言われたときには「???」の状態。
今では、結構街中でも見かけるのですが、我が家が購入した2010年はじめには「何それ?」状態のブランド。
私的には、コンビとかアップリカとかしか頭になかったので……。
荷物が沢山載ること
パパに聞いたところ、選んだ一番のポイントは「荷物が沢山載ること」だそうで、実際に使ってみて確かに超重要なポイントでした。
いまだに、「Si」を選んで良かったと思う、一番のメリットです。
「Si(シー)」には、下部に大きな荷物入れがついています。
これが見た目以上にかなりの荷物を詰め込めます。最大5kgまで大丈夫。
パパの一眼レフのでかいカメラケースを突っ込んだり、大きなママバッグを突っ込んだり、ペットボトルを2本がつんと突っ込んで、その他洗剤やミルク缶なんかも突っ込んでも大丈夫。
ちなみに、自己責任ですが、ペットボトル3本くらいならビクともしません。
脇がメッシュなので、破けちゃうのでは…と心配しましたが、かなり引っ張られても破けることはなく、むしろこのメッシュのおかげでがっちり荷物をホールドしてくれるので落ちる心配がありません。
小さくたためて自立すること
我が家は都内マンション住まいなので、使わないときはスペースをとりたくありません。
簡単にたためて、小さくなり、自立してくれるので狭いマンションの玄関でも大丈夫。
何度かタクシーにも乗っていますが、余裕で車のトランクルームにも収まります。
さすがに「片手で」というワケにはいきませんが、赤ちゃんを抱っこヒモに入れていれば、まったく問題なくたためるので、ママ一人でも問題なし。
(おでかけの時は赤ちゃんがぐずった時の為に抱っこヒモを持っていく方が多いと思いますし)
6年使用中、「困った、片手でたためない!」というシーンは一度もありませんでした。
抜群の安定感
ベビーカー自体の重心が前にあるので、安定感が抜群。
ちょっと触ったら倒れてしまうというような、軽量ベビーカーにありがちな「あやうさ」がありません。
持ち手の部分に突起がついているのですが、ここにバッグをぶら下げることも出来ます。
普通のママバッグ程度なら、誰も乗っていなくてもひっくり返ることはありません。
(ちょっと重めのママバッグをいつもぶら下げていますが、まったく問題なしです)
押しやすく歩きやすい
ハンドルが伸縮できるので、ママとパパの身長に合わせて押しやすい位置に設定できます。
さらに足下が広いのでとても歩きやすく、姿勢も前かがみにならずに歩くことが出来るのです。
……なので、私はベビーカー散歩の時間を「ウォーキングタイム」として、スニーカー(イージートーン)をはき、少し早めの大股で歩くという産後ダイエットをしていました。
赤ちゃんのお散歩って、結構歩数がいくので、これをエクササイズにしないなんてもったいない!
赤ちゃんも喜んでくれて、自分も楽しくウォーキングしてダイエット出来るなんて最高です。
パパが押してくれる
また、パパの身長にも合わせられるので、パパが進んでベビーカーを押してくれるようになりました。
パパにベビーカーを任せられると、ママは身軽でとっても楽ちんです。
デザイン的にスタイリッシュなので、パパが押していても違和感が全くないのもうれしいトコロ。
Siを押しているファミリーは、かなりの確率でパパがベビーカーを押していますので、みんな考えることは同じようです。
乗り心地が良く、赤ちゃんがよく眠る
サスペンションが効いているので、多少ガタガタした道でも問題なく走行できます。
もともと、石畳の多いイタリアで生まれたベビーカーなので日本の多少のガタガタ道くらい、びくともしません。
赤ちゃんも振動で起きてしまうことがなく、よく寝てくれるので、我が家ではいつもお散歩から帰る頃にはぐっすりネンネでした。
生後一ヶ月から使用可能&トラベルシステムもok
シートがフラットになるので、おでかけが始まる生後一ヶ月から使用することができます。
ちなみに、チャイルドシートを合体させてさらに安定感をプラスして利用することも可能。
(我が家は、首が据わるまではこの状態で使用していました。
↓実際の様子)
対応するチャイルドシートをつけると、ごらんの通りの対面式ベビーカーにもなります。
チャイルドシートに乗せていれば、ベビーカー→車→ベビーカーと、赤ちゃんが寝たまま移動することが可能。
車移動の多い方には、本当に便利なので、特にこの使い方を強くオススメします。
ついでにおでかけ先でも、チャイルドシートがベビーコットになって安心です。
Siに装着出来るベビーシートはこちら
最大20kgまで使用可能
赤ちゃんが20kgになるまで利用出来るので、時々うちの上の子(幼稚園年長児、16kg)が寝てしまったときに載せても、余裕です。
普通の改札が通れる
都市部に住んでいる方は、気になるところだと思います。
Siはしっかりした作りの割に、横幅があまりないので、通常の(車いす用ではない)改札をスムーズに通れるので、とても便利です。
大きな車椅子用の改札って、無い駅もあるし、あっても混んでいたり、駅員さんのいる通路しかなくて、駅員さんに話しかけている人がいると通れなかったり……と、とっても使いにくいのです。
電車での移動がある方は、必ずベビーカーを購入する前にチェックしておきたいポイントです。
付属のフットマフが秀逸
Siは付属でフットマフ(足下カバー)がついてくるのですが、これがとてもお役立ちです。
冬場はベビーカーに乗っている赤ちゃんって、とっても寒そうなのです。
フットマフをつけておいてあげるととても暖かいし、ブランケットを中に掛けるとぬくぬくで赤ちゃんもよく寝てくれます。
(赤ちゃんがブランケットを蹴っ飛ばしても、フットマフの中に落ちるので、道路に落としてきてしまう心配がないのもありがたいところ)
その他もたくさん
イタリア製でスタイリッシュ。
あんまりありふれていなくて、個性的でもあります。
幌が大きいので、太陽がギラギラの日でも、しっかり日陰を作ってくれます。
リクライニングを起こした状態で一番下まで下げると、ほぼ赤ちゃんが完全に隠れる状態になります。
よく追加の幌を購入している方がいますが、Siの場合には不要です。
気になる点は…
といっても、完璧なベビーカーなんてなかなか無いもの。
いくつか「短所」と言えるポイントもあります。
重量7.8kg
一番気にする方の多い「重さ」。
Siは、本体重量が7.8kgと、それなりにあります。
私が購入の際、実際に一番気になっていたのもこの重さです。
ただ、よく考えるとベビーカーを担いで移動する場面って、それほどありません。
そんなに長距離ベビーカーを持ち上げる必要があるなら、そもそも抱っこヒモで出かけますので……。
持ち上げるのは、ほんの一瞬。
車に乗せるとか、少し階段を上がるとか。
それくらいなら、ママにとってはたいした重量には感じ無くなってきます。
7.8kgといえば、赤ちゃんの生後半年くらいでしょうか。
これくらい毎日抱っこすることになりますし。
逆に重量があるからこその安定感が、実際に赤ちゃんを乗せてみると安心できます。
マンションにエレベーターがなくて、毎日5Fまで担いで上がらないとならない……という方には、ちょっとオススメできませんが、エレベーターのあるマンションの方、一軒家の方にはほぼ重量は問題にならないと思います。
片手でたためない
「片手でたためない」という点は、すでにお話したとおり、抱っこヒモを持ち歩いていれば問題になることは少ないと思います。
片手でたためたとしても、片手に赤ちゃん素抱っこ、片手にベビーカーは危ないので、大抵は抱っこヒモで赤ちゃんを抱っこすることになると思います。
ハンドルがつながっていないから片手で押せない?
持ち手が左右に分かれているので、「片手で押せないのは不便」と思われるかもしれませんが、Siのハンドルは少し内側にカーブしている設計になっているので、これのおかげでなんと片手でも楽々押せるのです。
私もしょっちゅう、片手に子どもを抱っこして、片手でSiを押していますが、思い通りにきちんと操縦できますので、ご安心を。
ちなみに余裕が出来てくると、片手でスタバのコーヒーを飲みながらベビーカーを押してお散歩なんてこともできます。
スタバのコーヒーも入れられるサイズのカップホルダーもついていますので、完璧。
ベビーカーを購入するときに気をつけたいこと
ベビーカーって、案外修理やメンテナンスをする必要が出てきます。
特に、第二子以降も使いたい場合は、二人目が生まれる前にメンテナンスしておけると安心ですよね。
そのためには、きちんとした代理店で購入することが重要です。
うちも、二人目出産前の全体メンテナンスを始め、パパが酔っ払って下カゴに足を突っ込んで破いたとき(!)や、タイヤのホイールを無くしてしまった時などに、何度もお世話になっています。
ベビーカーって、毎日使う物なので、修理に時間がかかりすぎたり、並行輸入などで修理がしてもらえなかったりすると、大ダメージ。
何か不具合があったときに、安心して相談できる場所があるのは、心強いのです。
決して安い買い物ではないので、我が家が何度もお世話になっている、対応もスピーディーでメンテナンスもしっかりしてくれる、正規代理店のカトージオンラインショップ
赤ちゃんの命を乗せるベビーカー。
ぜひ安心・安全で使いやすい物を選んで下さいね。
お気に入りのベビーカーで、ぜひ楽しいお散歩ライフを!
ちなみに、現在は二人乗りのベビーカー「joovy Caboose」と併用中。
一番下だけを連れての外出は「Si」で、家族での近所へのおでかけは「joovy Caboose」と使い分けています。