……そう思っている人が多いと思うし、私もそう思ってました。
……が。
実際死ぬ思いをして陣痛に耐え、目の前に赤ちゃんが来てすぐに「可愛い~!」って思える人ばっかりでもないと思うのです。
だって、産まれたての赤ちゃんって、なんか赤いし(赤ちゃんだから!)、しわしわだし、やわやわだし、顔は「ガッツ石松」か「朝青龍」の二つに分類されるっていうし、正直イメージとして頭の中にあった赤ちゃん雑誌の表紙にいるような赤ちゃんとは似ても似つかない。
一瞬、「やばい生き物を産んでしまったのかもしれない……」なんて思いが頭をよぎることだってあるんじゃないかと(経験談)。
でも、それって当然だと思うんですよね。
だって、ママだって、産んだ瞬間に母としてスタートなわけで。
そりゃもちろん、産んだ瞬間から母性にあふれている人もいるのですが、そうじゃなくても不思議なことなんてないのです。
ママ0歳。産まれたてなんですから。
ただ一つだけ必要なことは、
「私がこの人を守らないといけない」という思いと決意。
最初は可愛いと思えなくたっていい。
でも、すっごく小さくて、首もやわやわで、全体的にちょっと力をいれたら壊れてしまいそうで、でも一生懸命おっぱいを飲もうとしてて……そんな生き物を、なんとか守ってやらなきゃって、それだけ思えれば充分でしょう。
ちなみに、そのうち自分に余裕が出てきて、赤ちゃんの表情が豊かになってくれば、きっと可愛いと思える日がきます。
だいたい6ヶ月くらいが一番可愛いかな~。
だから、焦らずに、ママだってゆっくりママになればいい。
それまでは、大人の責任感でがんばりましょう。