出産が近づいてくると、良く耳にするのが「水通し」。
どうやらやった方がいいみたいなんだけど、あまり耳慣れない言葉ですよね。
「どうやったらいいの?」
「いつやるの」
「……ていうか、いったい何のこと??」
と、さっぱりわからない!という方向けに、赤ちゃんの肌着の水通しのやりかた、適した時期、その後の保管方法までお話します。
目次
「水通し」とは?
買ってきたばかりのベビー服には、ノリが付いていたり、製造過程でホコリが付いていたりします。
なにより買ってきたばかりのタオルを想像すると分かりやすいのですが、洗濯したことのないタオルって、水を吸い取りませんよね。
それと同じで、肌着も一度洗濯してあげることで、吸水性がよくなったり、肌触りが柔らかくなったり、ホコリや赤ちゃんに有害な成分が付いていても洗い流せるという目的で、一度洗濯をすることを言います。
なお、絶対に「一度」ということはなくて、洗濯しても「まだ肌触りが固いなぁ」と感じれば、2,3度洗濯してももちろんokです。
「水通し」っていつごろすればいい?
とくに「いつ」という決まりはありませんが、水通しを済ませる前にトラブルで入院してしまったり、予想外に早く産まれてしまったり……と、お産は何がおこるか分かりません。
特に梅雨や雪の時期などは「晴れたら洗濯しよう」と思っていたらタイミングを逃しまくって、「やばい、生まれる! 間に合わない!!」なんていうことも無きにしもあらず。
余裕をもって準備するのに、だいたい32~34週くらいには「そろそろ水通ししようかな」という気持ちでいられるといいですね。
基本的には、よく晴れた日にすることをおすすめします。
晴れた日のお洗濯は気分もいいですし、乾きやすくて清潔です。
「水通し」するべきものは?
赤ちゃんの肌着はもちろん、カバーオールなどのお洋服。
さらに、ベッドシーツや布団カバーなどの大物も洗っておきたいですし、ガーゼやタオルなどの小物にも必要です。
「赤ちゃんの為に買った布類で洗濯可能な物」はすべて水通しするもの、と考えて下さい。
手洗いしたほうがいい? 洗濯機でもいいの?
どちらでも大丈夫です。
洗濯機のほうが楽なので、個人的には洗濯機をおすすめします。
(妊婦さんが腰をかがめて手洗いするのって、結構しんどいですよね)
ただし、洗濯機を使う場合には、一度洗たく槽クリーナーでキレイにしてからをおすすめします。
もちろん、しっかりすすいで洗濯槽クリーナーが洗濯機の中に残らないように要注意。
クリーナーを掛けた後に、数回普通のお洗濯をしておくと安心です。
脱水ももちろん普通にかけて大丈夫。
水洗いのみ? 洗剤は使う? 柔軟剤は?
洗剤も使って大丈夫。
赤ちゃん用の低刺激の洗濯洗剤を使ってあげると安心ですね。
柔軟剤については、確かに使用するとふわふわになって赤ちゃんの肌には優しいのですが、最近の柔軟剤はにおいがきついので、使用しないほうが無難です。
ただし、肌が弱くて刺激であれてしまうような赤ちゃんの場合には、使ってあげた方が良くなることもあるので、産まれた後で試行錯誤してみてください。
どこに干す? 外干ししていいの?
本来であれば、お日様にしっかり当てて紫外線殺菌しながら、ふんわり乾かしたいところですね。
……が、都市部などでは外干しするとかなりホコリがついてしまったり、大気汚染物質が付かないか心配だったりすると思います。
そんな場合は、無理に外干ししなくても、部屋干しや乾燥機でふんわりしあげるのでもok。
ママが一番安心できる形で仕上げてください。
お日様のあたる窓辺で部屋干しでもいいと思います。
水通しした後の保管は?
ベビー用のタンスなどが用意してあれば、その中へ。
まだ用意出来ていなければ、綺麗な紙袋などにいれてホコリが付かないようにしまっておきましょう。
ママの体調の良いときに、出産準備の一環として楽しんで「水通し」しましょう!